何だったんでしょうねあのゲーム

デス・ストランディングクリアしました。

実績100%とかは人生にもっと時間があればやりたかったですけど、時間は有限なため。

やっと終わったという達成感と終わってしまったという喪失感が半々くらいの気持ちですね。

軽微なネタバレはするけれども多分これ読んでも本編の楽しさは損なわれないように書きたいなぁ。

自分の脳みそと体力じゃ書ける事たかがしれてるしね。

結局ゲームは創作物である以上それを受け入れられる/楽しめる人間と受け入れられない/楽しめない人間はどうしても出てきてしまうと思うんですね。

それで結局は商売ですので、没個性的になって集金に走りがちなのは程度はありけりですがしょうがないことなのかなと。

まぁでも逆に結局人間の作るものなので商売以前の表現したい事ってのも出がちであると思うわけで。

某Nほどのバックボーンがあったりだとか某EのAくらいに振り切るくらいの気概がない限りはその微妙な線を渡ったり渡らなかったりするんだけど。

んでインディータイトルなら厳密には「商売」では無くなってくる(最近はそうも言えないけど)からどっちかというとその人がどう世の中をみてるかと言うのが出やすいと思うんですね。インディーってのは少人数/一人だからなおさら。

繰り返しになってしまうけどあくまでの商売としてのゲーム制作をする以上は「商品」を作らざるをえないと。映画とか本とかの金がつるみがちなものすべてそうですけど。

そこでこのタイトルなわけですが。

これ完全に彼はやりたいことだけやってるような気がするんですよね。

有名俳優使ったりだとか云々で踊られているというエビデンスはそろってるけどさ。

いや皆がものすごい勢いで踊らされていてこれはただのブランディング使った集金ですよって話なら逆にすごいんだけどさ。

人間の善性をまったくもって信じていない人間だけど、これはちょっと信じたい。

こじまの人の話は一旦おいておいて本編の話するか。

大抵のゲームって終着点に少しでも近づくこと自体が結果的に楽しみと直接連動するような構造になってるような気がするんですね。

格ゲーなら相手の体力削って勝つこと自体がだし。

FPSなら相手を打つことが。

カービィボウルならUFOをツモることが。

ガチャならガチャすることが。

このデス・ストランディングってゲーム厳密にはそうじゃない気がするんですね。

ストーリーが進んでも楽しかないんですね。

むしろしんどい。

楽しかないは流石に語弊があるけどまぁ伝わって。

サムはただただ可愛そうでしんどいし。

でも進めるためにやってる別の作業自体が圧倒的に終着点より楽しいんですよ。

国道が少しづつ繋がっていって便利になると宅配も楽になってたくさんいいねもらえるし。

トラック乗り回しながら荷物配達しててもなんかよくわからんけど楽しいんですね。

でも前の2つ最悪やらなくていいんですよ。本筋だけ一生進めてればおそらく20時間もかからんゲームだし終着点到達するだけならそれでいいんだけど。

でもそれはおそらくすごく虚無のゲームになるんじゃないかなと。

きっとゲームをやってほしいんじゃなくて「遊んで」ほしいのかなと。

少しでもホモ・ルーデンスになれたんですかねこれは。

やっぱ文章書いてない人間だからまとまりがないですな。

まぁこれに付随して思ったゲームが叩かれやすい理由ってのもあるので。

それはまた思い出したら。

クリスマスニノちゃんでません。